今回はJR九州鹿児島本線と長崎本線との立体交差をご紹介します。鹿児島本線と長崎本線は鳥栖駅で分岐し立体交差するのですが、かつては貨物線も両線と複雑に立体交差する配線となっており、その遺構も見られるので併せてご紹介します。現地見学は2005年10月、前面展望見学は2007年8月です。
鳥栖駅は鹿児島本線と長崎本線の分岐駅です。鹿児島本線はそのまま南進し熊本鹿児島方面へ、長崎本線は西進し、佐賀長崎方面へと向かいます。鳥栖駅構内では長崎本線が鹿児島本線上下線に挟まれる配置となっているため、分岐後は鹿児島本線上り線と長崎本線上下線が立体交差する配線となっています。地点➊は鹿児島上り線と長崎上下線、地点➋は長崎貨物上下線と鹿児島上下線、地点➌は鹿児島貨物上り線と鹿児島上下線、地点➍は長崎貨物上り線と長崎上下線の立体交差です。見学時は貨物線はすでに廃線となっており、地点➊の鹿児島上り線と長崎上下線の立体交差以外は遺構を残すのみとなっています。立体交差の形式は、地点➊➌➍は分岐型、地点➋は単純型です。

立体交差名：鳥栖
関連社名　：JR九州
関連線区名：鹿児島本線 × 長崎本線
　　　　　　地点➊ 鹿児島上り線と長崎上下線
　　　　　　地点➋ 長崎貨物上下線と鹿児島上下線
　　　　　　地点➌ 鹿児島貨物上り線と鹿児島上下線
　　　　　　地点➍ 長崎貨物上り線と長崎上下線
分類　　　：地点➊➌➍ 分岐型、地点➋ 単純型
構造　　　：地点➊ RC床版、地点➋➌ 鋼製スルーガーダー、地点➍ RCボックスカルバート

参照サイト「鉄路ノ景」
http://railscape.blue.coocan.jp/index.html
立体交差の分類
http://railscape.blue.coocan.jp/cross/cross-3.htm