【立体交差の景】2007年1月見学
小倉駅はJR九州鹿児島本線・日豊本線・JR西日本山陽新幹線・北九州モノレールが乗り入れる大ターミナル駅です。うち鹿児島本線は貨客分離の複々線、他は複線となっています。複々線の鹿児島本線は小倉駅東方の東小倉駅という貨物駅構内で計3路線方向に振り分けられ、各路線の運行に支障を及ぼさないように立体交差で処理されています。そしてそれらの立体交差地点直上を山陽新幹線が一気にオーバークロスする様相となっています。

門司～東小倉間は貨客分離の複々線となっていますが、東小倉駅構内からは、鹿児島旅客線・鹿児島貨物線・日豊本線に振り分けられます。振り分けられた地点では下り向き左側より、鹿児島旅客下り線、日豊下り線、鹿児島貨物下り線、鹿児島貨物上り線、日豊上り線、鹿児島旅客上り線と、方向別配線となっていますが、小倉駅では、日豊上下線、鹿児島旅客上下線、鹿児島貨物上下線と、線路別配線に変わります。そのため地点[1]において、日豊上下線と鹿児島旅客下り線が、地点[2]において、日豊上り線・鹿児島旅客上り線と鹿児島貨物上下線が立体交差しています。さらにこれら線路群の上空を山陽新幹線が山側から海側へと一気にオーバークロスする立体交差風景となっています。

立体交差の形式：JR九州各線同士は「分岐型」
　　　　　　　　JR九州各線 × JR西日本山陽市幹線は「単純型」
立体交差の構造：JR九州各線同士は「鋼製ラーメン」
　　　　　　　　JR九州各線 × JR西日本山陽市幹線は「鋼製ボックスガーダー」

参照サイト「鉄路ノ景」
http://railscape.blue.coocan.jp/index.html
立体交差の分類
http://railscape.blue.coocan.jp/cross/cross-3.htm