- 西九州新幹線開業に伴い"非電化化"された区間に乗車。美しい海と山の風景の中、ディーゼルサウンドを聴きながらの旅。長崎県
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【旅の景】2023年9月見学
今回は長崎本線を長崎から江北まで普通列車に乗ってたどってみたいと思います。長崎本線の肥前鹿島~長崎間は2022/09/22の西九州新幹線開業に伴い特急列車が走らなくなりました。また同区間の普通列車も輸送量を鑑みて電車よりも気動車列車の方が効率的と判断され、肥前浜~長崎間において電化路線から非電化路線へと生まれ変わりました。この旅では列車に乗り車窓の紹介をしつつ、使われなくなった電化設備の現状も併せて見てみようと思います。
同区間のうち江北~諫早間においては2022/09/22の西九州新幹線開業にあわせて上下分離方式に移行、第二種鉄道事業者としてJR九州、第三種鉄道事業者として一般社団法人佐賀・長崎鉄道管理センターが運営していくこととなりました。鳥栖~長崎間は1976/06/06に電化されましたが、輸送量の多くが通過利用であったため西九州新幹線開業によって一定の役割を終えたとして肥前浜~長崎間が「非電化化」され、46年に及ぶ電化路線の歴史に幕を下ろしました。そして電化設備は所々で撤去が始まっており、今後数年かけて撤去される予定とのことです。
江北~諫早間、特に肥前浜~湯江間においては険しい地形のため大きな人口集積地が見られません。しかし気象や海の様子は穏やかで、第一次産業が盛んな地域でもあります。そのため地域状況に応じた特徴的な名産品や名所等が散在する魅力的な沿線となっています。現状列車本数は少ないですが、途中駅で降りてみて散策してみたいと思わせるところです。
※関連動画
・【旅の景】おせちに飽きたらハンバーガー(その3)諫早→肥前山口
https://youtu.be/qrOy-sQ5i6M