関東私鉄・駅

ちはら台駅行き止まり:京成電鉄 千原線

アシヲヂ / ashiwodi

千葉都市圏郊外部の生活路線の終端駅。もしかしたら延伸するかも?千葉県

【行き止まりの景】2024年5月見学
ちはら台駅は京成電鉄千原線の終着駅です。千原線はほぼ千葉市に敷設されていますが、終点のちはら台駅だけは市原市に設置されています。千原線は千葉中央駅から10.9km、千葉市南東の郊外新興住宅地に通された京成電鉄の路線ですが、元々は小湊鉄道により本千葉~海土有木間で計画された免許路線でした。高度経済成長期に沿線となる地域で住宅開発が行われることとなった際に、小湊鉄道は自社では路線の実現は困難として新設立の千葉急行電鉄に免許を譲渡、一部ルートを変更して1992/04/01に千葉中央~大森台間が、1995/04/01に大森台~ちはら台間が開業しました。しかし千葉急行電鉄は債務超過に陥ったことから筆頭株主であった京成電鉄が1998/10/01に同線を引き受け京成千原線として運営されるに至りました。残区間であるちはら台~海土有木間は免許の有効期間が申請により延期されたことから、将来の延伸に含みを持たせた形となっています。千原線は全線単線ですが、用地や構造物は複線分のものがすでに用意されています。さらにちはら台駅から約600m先まで鉄道用地らしき土地が見られます。
構内配線について。構内は1面2線に保守用側線が配置されています。ただ将来的には1番線を挟むようにホームを配置した形の2面3線となるように各構造物が設置されているように見えます。線路終端部は列車停車位置から先、約200mの位置にあります。

駅名   :ちはら台駅
事業者名 :京成電鉄
線区名  :千原線
分類   :途中駅型(1・2番線とも)
終端部構造:第一種車止め+車止め標識(1・2番線とも)