【九州新幹線(武雄温泉・長崎間)】新幹線の名称と導入車両が決定
2020/10/28 JR各社JR九州では、九州新幹線(武雄温泉・長崎間)の開業に向けて準備を進めていますが、新幹線の列車名及び導入する車両が決定しました。
新幹線の列車名決定!「かもめ」
新型新幹線車両を導入! <車両形式> N700S
編成両数
6両(※JR東海が営業投入しているN700S 16両編成を6両編成に短編成化。)
N700Sの主な特徴
(1)安全性・安定性の向上
・ATCとブレーキシステムを改良し、地震時のブレーキ距離を短縮
(2)異常時対応力の強化
・バッテリ自走システムを搭載し、長時間停電時において自力走行可能
・防犯カメラを従来の客室入口やデッキ部に加え、客室の天井にも設置し、車内におけるセキュリティを強化
・緊急時に乗客と乗務員が通話できる装置を、乗客に分かり易い客室内に設置し、異常時の即応体制を強化
・自然災害等で長時間停電した場合でも一部トイレの使用が可能
(3)快適性・利便性の向上
・モバイル用コンセントを全座席に設置し、利便性を向上
・多目的室・多機能トイレ等のバリアフリー対応設備を設置
(4)ランニングコストの低減
・走行抵抗を低減した先頭形状(デュアル スプリーム ウィング形)の採用や次世代半導体「SiC素子」の駆動システムの採用により、消費電力を削減
・パンタグラフやブレーキ装置の摩耗部品を長寿命化し、交換周期を延伸することで、検修作業の省力化を実現
(画像 : JR九州)