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住友理工の鉄道車両用防振ゴムがJR東海「315系」に採用

2022/04/21 ニュース

※写真 : 製品が採用された315系=JR東海提供

住友理工株式会社(以下、住友理工)の鉄道車両用防振ゴムが、東海旅客鉄道株式会社の在来線通勤型電車「315系」に採用されました。

鉄道車両用防振ゴム(軸バネ円筒積層ゴム)

JR東海の315系は、新たな在来線通勤型電車として、3月5日より、JR中央本線 名古屋駅~中津川駅間で走行を開始しました。この315系は、同社のグループ会社である日本車輌製造株式会社の新ブランド「N-QUALIS(エヌクオリス)」の第一弾で、最新技術を導入して、安全性・安定性のさらなる向上などを実現した車両です。

鉄道車両用防振ゴムは、鉄道車両の台車部分に取り付けられ、走行中の振動を低減する製品です。住友理工の防振ゴムは新幹線をはじめ、国内外の鉄道車両に採用されています。今回、このうち、軸バネ円筒積層ゴムとリンク用のブッシュの採用が決定。本製品は蓄積した製品実測データの集約と実物モデルでの解析・シミュレーションをもとに、予測精度を大幅に上げ、耐久性が向上しています。

住友理工は、1960年代半ばより鉄道車両用防振ゴム事業に参入。半世紀以上に及ぶ確かな実績と最新のゴム材料配合技術により、発注者の要求を満たす新規ゴム材料を開発しています。

車両下部の台車に組み付けられた製品(赤色四角部分)=JR東海提供

住友理工では「本製品によって、これまで以上に、旅客の皆さまの快適な移動に貢献するとともに、耐久性の向上によって、コロナ禍における鉄道関係者のメンテナンス作業の軽減にもつながります。当社グループでは、今後も安全・快適な鉄道運行に貢献できるよう尽力してまいります。」としています。 

JR東海 在来線通勤型電車315系


https://railway.jr-central.co.jp/315s/

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