- 黒崎立体交差:JR九州 鹿児島本線 旅客線×貨物線 ※過去画像シリーズ 貨客分離複々線の立体交差福岡県
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【立体交差の景】過去画像
今回はJR九州 鹿児島本線の黒崎立体交差をご紹介します。この立体交差は旅客線と貨物線が位置を入れ替えるための立体交差です。見学は2008年10月です。
黒崎立体交差は、JR九州鹿児島本線の黒崎~陣原間にあります。鹿児島本線 門司~陣原間は貨客分離の複々線となっています。また黒崎で筑豊本線方向へ分岐する短絡線もあり、それらを有機的に結合する配線とするため、旅客線と貨物線の位置を入れ替えるための立体交差が設置されています。
黒崎駅の時点では下り方を向いて左から旅客線(複線)・貨物線(複線)と並んでいます。この先貨物線は直方方面への筑豊短絡線へ接続していきますが、直方は下り方を向いて左方向に位置しているため、貨物線をそちらに向ける必要があります。そのため黒崎駅下り方において旅客線をオーバークロスさせ立体交差させたものです。1943年に黒崎~折尾間が複々線化されたので恐らくその際に立体交差が成立したものと思われます。当時は本線の貨物流動のみならず、筑豊地区から産出される石炭の輸送も旺盛であったことから、この立体交差が非常に重要であったと思われます。ちなみに地理院地図航空写真の1948年版に立体交差を確認することができます。
立体交差の形式は変換型。立体交差の構造はRC床版です。
立体交差名:黒崎
関連社名 :JR九州
関連線区名:鹿児島本線 旅客線 × 貨物線
分類 :変換型
構造 :RC床版
参照サイト「鉄路ノ景」
http://railscape.blue.coocan.jp/index.html
立体交差の分類
http://railscape.blue.coocan.jp/cross/cross-3.htm
#立体交差 #豊肥本線 #熊本市電
※新型コロナによる緊急事態宣言措置とか蔓延防止措置とかなんかで、外出がままならない状況となっておりました。今までは撮り溜めたものがあったのですが、ここにきて在庫が払底してしまったこと、ちょうど仕事が忙しい時期が重なったこともあって、1か月以上動画をあげることができていませんでした。しかしどうにかして動画をあげたいと思っているところです。なので、しばらくは過去に撮影していたものをご紹介しよう思い立ちました。ただし当時はまだ動画デビューはしておらず静止画ばかりなので、画像を切り替えながらナレーションによるご紹介となります。