【立体交差の景】過去画像
JR西日本芸備線は広島駅の東方で、広島市北部方面から南下し約90°カーブして広島駅へと向かっています。そして芸備線に並行してJR貨物広島車両所への線路も配置されています。それらの線路を東西に横切るように山陽新幹線が立体交差しさらに新幹線から分岐した車両基地への回送線も同位置で立体交差しています。この位置では地平に芸備線とJR貨物線、中層に新幹線回送線、上層に山陽新幹線と、三重の立体交差となっています。さらに新幹線回送線は芸備線に沿って進み、矢賀駅手前で芸備線と位置を入れ替わるように立体交差しています。
立体交差の分類は、芸備線と新幹線回送線の「重層型」、芸備線と山陽新幹線の「単純型」、新幹線回送線と山陽新幹線の「分岐型」、JR貨物線と山陽新幹線の「単純型」、もう1ヶ所、芸備線と新幹線回送線の「変換型」となっており、ここの地点で異なる分類を一度に見ることができる稀有な立体交差現場となっています。

立体交差の形式：芸備線×新幹線回送線は「重層型」
　　　　　　　　芸備線と山陽新幹線は「単純型」
　　　　　　　　新幹線回送線と山陽新幹線は「分岐型」
　　　　　　　　JR貨物線と山陽新幹線は「単純型」
　　　　　　　　芸備線と新幹線回送線は「変換型」
立体交差の構造：「上路式鋼製デッキガーダー＋RCラーメン」

参照サイト「鉄路ノ景」
http://railscape.blue.coocan.jp/index.html
立体交差の分類
http://railscape.blue.coocan.jp/cross/cross-3.htm