JR各社

幡生立体交差:JR西日本 山陰本線 × 山陽本線

アシヲヂ / ashiwodi

陰陽二大幹線の分岐に伴う立体交差山口県

【立体交差の景】2023年3月見学
JR西日本山陰本線と山陽本線は、幡生駅で分岐します。複線の山陽本線から分岐した単線の山陰本線は、山陽上下線に挟まれた配置で約1.6㎞並走するのですが、分離点において山陰本線と山陽上り線とが立体交差をしてそれぞれの方向へと向かっていく線形となっています。この並走区間は元々山陰本線の前身である長州鉄道が1914/04/22に東下関~幡生~小串間を開通させた時のルートですが、1928/11/19に山陽本線 長府~幡生間の経路を変更するにあたり長州鉄道に寄り添うようなルートをとり現在に至ります。立体交差の成立は、構造物の様子から恐らくその時ではないかと思われます。
建設当時の列車本数や運行システムを考えると幡生駅における平面交差でも何ら問題なかったと考えられます。しかし戦後の、特に新幹線開通前の山陽本線の列車本数増大を考えると、立体交差の効果が充分に発揮されたものと思われます。

立体交差名:幡生
関連社名 :JR西日本
関連線区名:山陰本線 × 山陽本線
分類   :分岐型
構造   :RC床版

参照サイト「鉄路ノ景」
http://railscape.blue.coocan.jp/index.html
立体交差の分類
http://railscape.blue.coocan.jp/cross/cross-3.htm