駅・私鉄各社

八代駅行き止まり:肥薩おれんじ鉄道 肥薩おれんじ鉄道線

アシヲヂ / ashiwodi

0番のりばは、もとは肥薩線のりば 2024年5月見学熊本県

【行き止まりの景】2024年5月見学
八代駅はJR九州鹿児島本線の駅ですが、肥薩おれんじ鉄道線が構内に乗り入れています。元々の鹿児島本線は門司港を基点とし、博多・熊本を経由して鹿児島に至る路線でしたが、2004/03/13の九州新幹線新八代~鹿児島中央間部分開業に際して八代~川内間が分離され肥薩おれんじ鉄道として経営されることとなりました。そのため八代駅が両社の接続する駅となりました。八代駅はJR九州肥薩線の起点駅でもあります。しかし2020年7月に発生した豪雨災害により八代~人吉~吉松間において運休となり肥薩線列車の発着がない状態が続いています。
八代駅の構内配線略図です。行き止まり線は肥薩おれんじ鉄道線列車が発着するディーゼル線(0番のりば)で、肥薩おれんじ鉄道駅舎に相対する形で行き止まりとなっています。行き止まりの形式は頭端型、線路終端部材の構成は、第二種車止め+車止め標識+制走堤です。
行き止まり線となっているディーゼル線(0番のりば)には架線は張られておらず非電化となっています。元々は肥薩線列車の発着に使用されていましたが、九州新幹線線部分開業で八代~川内間が肥薩おれんじ鉄道に移管されたことに伴い、同社線列車ホームに変更されました。上り本線1番(1番のりば)は、線路とホームはJR九州との共用となっており、上り方をJR九州が下り方を肥薩おれんじ鉄道が使用しています。肥薩おれんじ鉄道の新八代発着列車は上り本線1番を使用し直通しますが、客扱いは肥薩おれんじ鉄道1番のりばで行います。
八代駅の一部は九州新幹線開業に伴い肥薩おれんじ鉄道線のりばとなり20年が経過しました。新幹線は隣の新八代駅に発着し八代駅は地方都市のローカル輸送を担う駅として地域に定着しています。

駅名   :八代駅
事業者名 :肥薩おれんじ鉄道
線区名  :肥薩おれんじ鉄道線
分類   :頭端型
終端部構造:第二種車止め+ 車止め標識+制走堤