- 824列車をたどる旅(その2):下関→浜田 朝1番の下関発益田行き普通列車に乗車。徐々に明るくなる空や街並み。朝の光に照らされゆく穏やかな海の表情。山口県
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今回は824列車をたどる旅というものを行いたいと思います。
その2は、下関発の1番列車に乗って出発。途中長門市で列車番号は変わるものの、直通で益田まで。小串を過ぎたあたりで明るくなり、朝の光の中を進むディーゼル列車。途中、朝の光に照らされた響灘や湯谷湾、日本海の美しい海の姿を見ることができます。益田で乗り換え、浜田までは軽快気動車キハ120に乗車。この区間でも美しい日本海の風景を堪能することができます。
824列車は1972/10/02~1984/01/31の間に運行されていた当時の日本最長距離普通列車で、鉄道趣味誌にもよく乗車ルポが掲載される伝説的な列車でした。当時中高生だった鉄ヲタの私は、この列車に乗りたい乗りたいと思っていましたがかなわず、1984年2月改正において出雲市で分割され最長距離のタイトルを下ろしました。
数年前のある時、ネット上のトピックで「最長距離普通列車」の話題を読み、「そういえば私の中高生のころの最長距離普通列車と言えば、824列車だったなぁ。」と思っていたところ、あることを思いつきました。「824列車のスジって、今のダイヤでもたどれる?」と。そしてすぐに時刻表をめくってみたところ、たどれることが分かりました。もちろん全区間通しの列車ではありません。主要駅間を結ぶ短距離列車を乗り継いでいくことにはなりますが、当時の824列車のスジと前後して最大39分の差をもってつながっていることを確認したのでした。ただし残念なことに、門司~下関間だけは列車の設定がなく、たどることはできませんでした。(2020年3月改正ダイヤ)このことから、ち乗れずじまいだったあの824列車を現在のスジでたどって乗ってみようと思い、今回実行に移したという経緯です。