【行き止まりの景】2023年1月見学
長崎駅はJR九州長崎本線の終着駅です。1905年に当位置に設置され、以来、長崎市の中心駅として存在してきました。1930年から1982年まではさらに先、長崎港まで路線が伸びていましたが、この路線は連絡船接続、貨物線としての役割が主で、終着駅としての長崎駅の役割は変わりないものでした。しかし長崎市街地を南北に走る長崎本線が東西市街地の分断と交通渋滞を引き起こす一因とされていたことから、連続立体交差化して都市発展の一助とすることになり、2020/03/28に高架化されました。その際に高架新駅は従来駅の西側約200mに位置することとなり現状の姿となったものです。そして2022/09/28には西九州新幹線も開業し、長崎駅は地域鉄道と広域高速鉄道の終着駅として新たな顔を持つ姿として生まれ変わりました。
高架直前の駅では特徴的な頭端型の配線でしたが、新駅ではホーム2面に発着線5線という配線構造で頭端型ではなくなりました。長崎周辺では比較的短編線列車の運用が主なのでホーム有効長も短いですが、5番線のみ長くとってあり、「クルーズトレイン「ななつ星in九州」の入線に対応しています。行き止まりの分類は、1,2,3,5番線が途中駅型、4番線が切り欠き型となっています。

駅名　　　：長崎駅
事業者名　：JR九州
線区名　　：長崎本線
分類　　　：1,2,3,5番線は途中駅型、4番線は切り欠き型
終端部構造：全線で、第二種車止め＋制走堤＋車止め標識

※関連リンク
長崎駅行き止まり：JR九州 長崎本線　※過去画像シリーズ
https://youtu.be/De5DyJLEbqI

参照サイト「鉄路ノ景」
http://railscape.blue.coocan.jp/index.html
行き止まりの分類
http://railscape.blue.coocan.jp/deadend/deadend-3.htm