【出張の景】2024年1月
2023年/2024年の年末年始、12/28～1/4の間の東海道山陽新幹線のぞみ号は全席指定席で運行されることになりました。これは繁忙期に毎回繰り返されるホーム上での自由席待ちの混雑を解消することで、安全性と定時性を確保する目的で行われたもののようです。そのため博多まで走るのぞみ号にもこの施策が適用されるので、ならばどうせ小倉まで行くのならそののぞみ号に乗ってどんな状況なのか見てみようと思い立ったわけです。と言っても博多～小倉間一駅だけなので指定席で行くのはもったいない。しかも4日は最繁忙期なので指定席特急券2,500円に400円が加算され2,900円となります。いつもは特定自由席特急券990円なのでこの差は大きい。ですが今回の施策では、デッキにて立席利用であれば自由席特急券でもOKということなので立って乗ってみることにしました。
博多～小倉間は非常に流動が太い区間です。新幹線は特に輸送量も多く短時間の移動ができるということで、区間列車も設定されているほど普段から多くの利用客がある区間です。そしてそのほとんどは自由席を利用したものであり、今回ののぞみ号指定席化にあたってこの区間ののぞみ号の立席利用がどのような様相を見せるのか興味があって、出張に際して利用してみました。結果、博多～小倉間では何の混乱もない様子でした。これはこの区間が東京や大阪から遠く離れていて乗客の絶対数が多くはないこと、自由席連結のみずほ号さくら号こだま号が少なくとも片方向に毎時2本は運転されていること、通勤客やビジネス客が少ない時期だったことが要因として挙げられると思われます。

※関連動画
・鞍手信号場：JR西日本 山陽新幹線
　https://youtu.be/MX-YbU_rtKw
・筑前植木立体交差：JR九州 筑豊本線 × JR西日本 山陽新幹線
　https://youtu.be/emeoOizUCdI
・新木屋瀬立体交差：筑豊電鉄 筑豊電鉄線 × JR西日本 山陽新幹線
　https://youtu.be/Pxr7E1kd7CQ