超お手軽に作る鉄道模型ミニジオラマ
2022/11/02 その他鉄道模型ファンなら誰しもが憧れる?
長方形は小学生の時にNゲージと出会いました。
小学生の長方形は鉄道模型雑誌に掲載されているジオラマに釘付けでした。
いつか自分でジオラマを作ってNゲージを走らせたい!
そう思うようになりました。
十数年後~
大人になった長方形は、お年玉やお小遣いが頼りの少年を卒業し、自分でお金を稼げるようになりました。
幸いマイハウスにはレイアウトを置くスペースもあり、作業できる場所もあるので、そろそろNゲージの固定式レイアウトでも作ろうかと思うようになりました。
しかし、お座敷レイアウトしかやったことがない長方形。
固定式のレイアウトに関する知識はほとんどありません。
とりあえず、『ボンドに洗剤を垂らして薄めたやつ』でバラスを固めるくらいの知識しかありません。
ということで、失敗する前にとりあえず超カンタンなジオラマを一つ作ってしまい、その工程の中でノウハウを蓄積していこうと考えたのです。
土台作り
ダイソーに売っていたコレクションケースを使います。
長方形はKATOを使っているのでユニトラックを使います。
躍動感を出すため、少し斜めにレールを敷くことにします。
とにかく簡単にお手軽にジオラマを作りたいので、レールとコレクションケースの土台との接着には両面テープで固定することにしました。
ユニトラックを台に固定
両面テープを剥がして、台に貼り付けします。
テープが半分はみ出していますが、バラストがユニトラックにくっつきやすくなるので、このままにします。
バラストを敷く
バラストはKATOのユニトラックタイプを使用しました。
両面テープの効果で、砂がある程度くっついています。
どれくらいバラストを盛ればよいかの目印になり結構良かったです。
また、バラストが両面テープにある程度くっついてくれるので、砂が滑り落ちない効果もあります。
バラストは流石ユニトラックに合わせているだけの事はあります。
良い感じに道床に馴染みました。
ボンドを溶かした水に、中性洗剤を染み込ませてスポイトのようなもので濡らして固着させていきます。
枕木・レールついたバラストを取る
ある程度、バラストが固まったら今度は枕木に砂がかからないように綿棒で枕木を綺麗にします。
ここで、なんとなくボンドが薄かったことに気が付きました。
これも勉強です。
KATOの「シーナリーセット情景製作」を使う。
バラストだけではかなり殺風景なので、なにか草を生やしたりしたくなりました。
しかし、どんなものを使えば良いか検討が付きません。
ここで登場するのが、KATO「シーナリーセット情景製作」です。
フォーチッジやターフなどジオラマ制作に使うものが小分けで沢山入っています。
何を選べば良いか検討がつかない場合は、まずはコレをおすすめします。
お手軽に情景制作ができるおすすめのセット
シーニックセメントの液も付いているので、これからはこれを使用する事にします。
バラストを追加
昔買って使っていなかったトミックスのバラストが見つかったので、これで線路脇を表現することにしました。
アバウトにバラストを敷いて、KATOの情景製作に付属のシーニックセメントで霧吹きをします。
バラストもびしょびしょに濡れています。
周りを囲んでバラストが落ちないようにします。そして、余った空間やレールの端を隠す為にバラストを投入して隙間を埋めていきました。
草や苔を生やす
コースターフ緑色をプラスすると、多少凹凸のある情景になって来ました。
砂利に少しだけこんもりとした草が生えているようなイメージです。
レールの間にも少しコースターフ緑色を置いて、ローカル感を出したつもりです。
シーニックセメントを吹きかけると、バラストが柔らかくなるので、枕木に積もったバラストを爪楊枝などでのけておくと良いです。
色合いを変える為に、手前側の中央少し左の茶バラストに、土色もふりかけています。
所々に、少し岩肌っぽい感じを出すために黒土色もふりかけています。
木を生やす
さあ、ここからはクランプフォーリッジ緑色を使い、木々を表現していきます。
クランプフォーリッジを置きたい場所の下に、少しだけ黒土色をふりかけると、影のように見えて立体感を出したかったのですが、あまり上手く出来ていません。フォーリッジは柔らかくで直ぐに外れてしまうので、ボンドで豪快に地面に貼り付けます。
手前にもクランプフォーリッジ緑色を置きます。
ボンドの色はそのうちに透明になる筈なのですが、付け過ぎると白のまま残ったりもします。
しかも、クランプフォーリッジはかなりヤワなので、間違って触っただけでポロリととれてしまいます。
カチカチに固める為に、シーニックセメントをこれでもかと吹きかけます。
かなりジオラマっぽくなってきました。
完成
バラストがちゃんと固まるのにはやはり一晩では難しいです。
丸一日はかかりました。
単線のローカル線が似合う北三陸鉄道36形(一般車両)を置いてみました。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」仕様のものです。
うん、なんとかそれっぽいです。
行き先表示をまだ入れていないのはご愛嬌。
どうでしょうか? かなりジオラマ感が出ていると思います。
なんちゃってジオラマがここまで簡単に出来るとは驚きです。
みなさんも、自分の車両を展示する為に、作ってみては如何でしょうか。